reminnkaのブログ

流れる空へ向けて本棚を解放する

Debridement 空とわたしと本棚と  Août 2018    ③

 

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空の青さが青すぎるとこころはさびしくなる。

そのうえ、空気に湿度が感じられなくなると、

過ぎ去るものの気配を感じて、無性に心細くなる。

 

春先の、去りゆくものの見送りは、

悲しくもまた新しい扉の開きの高揚感を胸におぼえて、

あまり落ち込む余地もないのだけれど、

夏から秋に向かうこの過渡期には、どうしようもないさみしさが強まってしまう。

とりわけものごとがあまりうまく運んでいない状況下には。

 

 

そんなつらさを束の間忘れさせ、青の明るさと楽しさに存分に思いを

馳せられるのが、この絵本。

このあたたかでほがらかな文と絵の世界は、

こころをふっとゆるませてくれる。

表紙のうらの、うみへゆくまちの地図をゆっくりながめるのもかくべつなひととき。

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ピッキーとポッキーのかいすいよく

           

ぶん・あらしやま こうざぶろう

え ・あんざい  みずまる

           

(1980 福音館書店

 

Tea Point

すいか