Debridement 空と本棚とわたしと Mai 2019 ③
5月はたくさんの思いが錯綜する。
幸福で満ち溢れている人もいれば、
絶望で心の締め付けられる日々を
過ごしている人もいる。
空の青さも気持ちによって見え方が変わってくるだろう。
切り取られて見えてくる景色が異なれば、
当然映し出されて感じ取られる色も変わる。
昔プールの飛び込みが苦手で、
何度くりかえしても、
飛び込むたびに打ち付ける
水の衝撃が、痛かった。
いまがきっとそんな状況なのかもしれない。
そんなときはできるだけ幸せだったころの
たのしい情景を心に描いていよう。
その瞬間は、ちょっとだけでも、
気持ちが弾んで、
心が楽しんでいると思うから。
おでかけのまえに
筒井頼子 さく
林 明子 え
(福音館書店 1980)
Tea Point
おにぎりと筑前煮と卵焼き