Debridement 空とわたしと本棚と Juin 2018 Ⅷ
梅雨の間の晴れ間はほんとうにほっとする。
しめりきった洗濯物を一気に外へ干しきれるし、
ぐっしょりした傘も、太陽の光を浴びて気持ち良く乾かすことができる。
傘に遮られて通り過ぎていた緑の青々しさと香りも感じて、
ちょっと軽い気持ちになって外へ散歩しに行きたくなる。
雨よけのためだけだった傘の役目も、ちょっと違ったふうに、遊んでみたくなる。
そういえば、小さいころは、傘もまた、自分だけの空間を作るのに
大切な役目を果たしていた。
身の回りのものでなんとかつくりだした自分だけの基地は、
想像力を広げるためにも、とても大事な世界なのだ。
Sally's Secret
SHIRLEY HUGHES
(Puffin Books,Penguin Books Ltd 1976)
Tea Point
some tea, some plums and tiny biscuits