春の日差しはいくぶん不安定。
大きな風が吹くと、真っ青な空もあっという間に雲で覆われる。
日差しが差し込んだり隠れたり。
人生もまたたぶん、そんな繰り返しなのだと思うけれど、
それでも、あたたかくて穏やかな心のコアを築いていきたいと願う。
何かだれかの役に立てるかと静かに信じて。
すりきれても進んでいく。
傷ついたときはそっと誰かの力を借りながら、
折れても折れても立ち上がれば、
ほんとうの場所がきっと見つかるはず。
ちいさな くれよん
篠塚 かをり/作
安井 淡 /絵
(金の星社 1979)
Tea Point
スクランブルエッグ