Debridement 空とわたしと本棚と Mar 2019 ①
3月が始まる。
たくさんの終わりと、いろいろな区切りの起こるひとつき。
そうあってほしい。
他人は決して変わらないけれど、自分は変えられるかもしれない。
そんな可能性にかけながら生きる日々。
丁寧にいかなくても、とにかくひとつずつを積み上げ、
1日1日を塗り重ねながら、実が熟すのを待つ。
3月はそういう思いを改めて胸にして、じっと待ち構える。
ものごとの始まりは4月なのだけれど、その始まりにつなぐ基礎を
築いてみる。
いちご、昔はこの月に一挙に増えだすのだけれど、
今は年明けとともに赤の彩りに直結する果物になってきた。
おばあさんはおおいそがしかもしれない。
いちごばたけのちいさなおばあさん
わたりむつこ さく
中谷千代子 え
(福音館書店 1973)
Tea Point
いちごソースと抹茶添えのヨーグルト