Debridement 空とわたしと本棚と Jan 2019 ②
空はいちだんと一月らしい様相。
太陽は限りなく薄く光り、雲の厚みからわずかに顔をのぞかせる。
空気はその香りを運ぶことをやめてひんやりと冷たい。
孤独な気持に陥りやすいこの時期、誰もが孤独とはいえない。
しっかりと自分のきずなを強めている人もいれば、
思いがけずきずなを手に入れる人もいる。
そんななかで孤独さが増すと、ますます心からぬくもりが奪われていく。
どうにかして自分の心に熱を保ち続けるには、どうしたらいいのだろう。
バーバ・ヤガーは孤独を好む。
でも誰かと話すことも嫌いではない。
バーバ・ヤガーは孤独を尊重されているし、その存在も尊重されている。
遠い北国の凍土の孤立した自立したつよい魔女。
バーバ・ヤガー
ぶん アーネスト・スモール
え ブレア・レント
やく こだま ともこ
(1966 童話館出版)
Tea Point
カブのスープ