Debridement 空とわたしと本棚と Juillet 2018 ②
順調に晴れる7月の日々。
でもそろそろ少し不安げな様子も見え始めている。
梅雨が早々に明けてしまったとはいえ、
まだまだ雨の近づく速度速度ははやい。
空はたかく、見上げればいつもよりも少しだけ丸く見える。
雲は薄くのばした綿のように広がり、どこか遠くをおもっている。
夏休み、祖母の部屋のベッドから窓のそとをながめつつ、
ゆったりとこの本のページをめくっていた。
ウォーレスの自由への憧れと、夏休みの解放感が合わさって、
何度も何度も、飽きずに眺めていた。
ウォーレスはどこに?
え・ぶん/ヒラリー=ナイト
やく/木島 始
(1983 講談社)
Tea Point
お茶とバナナの朝ごはん