reminnkaのブログ

流れる空へ向けて本棚を解放する

Debridement 空とわたしと本棚と Juin 2018 Ⅳ

 

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今日はこの時期にぴったりの、少し蒸すような、

しとしとと、すべてにしみこんでゆく雨の一日。

表情もつかみにくく、いったいほんとうは何をおもっているのかわからない。

 

そんな日にぴったりなのは、かさづくりのじょうずなかさやのおはなし。

かさやがつくるかさはどれもうつくしくて華やかで、ひとつひとつを眺めていると雨にしおれたこころもからりと明るくなってくる。

さいころ祖母のベットの上で寝転んで、この絵本に見入っていたころを思い出す。

おびやかされることのない安全な空間だった。

 

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そらにのぼったかさや

                  

高橋宏幸  作・絵

岩崎書店(1975)

 

Tea point

かみなりたちのみず