Debridement 空とわたしと本棚と Oct 2018 ⑤
10月の空はまぶしい。
朝と夜がだいぶ冷え込むようになって、心も体も少し疲れて縮こまり始めたときに、
気持ちよく開けた広場のようなすがすがしさがある。
苦しい思いも、やがては晴れ渡り、心のつっかえもなくさらりと、この秋の空気を
吸い込めるようになれればと願う。
澄み切ったそらの青さが、自分の瞳に映って、おもたいくもりを追いやってくれていればと思う。
プリムローズの周りのおとなたち、そして母のあたたかさが、空気の冷たくなり始めた秋の情景をやさしくつつみこむ。
そろそろ毛布が必要になるこの季節だからこそしみわたるストーリー。
BRAMBLY HEDGE AUTUMN STORY
JILL BARKLEM
(COLLINS 1980)
Tea Point
マグカップにはいった、あたたかいどんぐりのコーヒー